健やかな生活は口腔保健から〜ORAL HEALTH FOR A HEALTHY LIFE〜

●お口の健康は全身の健康の入り口です!

歯・口腔を健康に保つことは、単に食物を咀嚼するということだけではなく、食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものです。
そこで、厚生労働省が提唱した健康日本21「歯の健康」では、生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つこと(8020運動)により、健全な咀嚼力を維持し、健やかで楽しい生活が過ごせるよう、「歯の喪失防止」が目標となりました。
歯の喪失の原因は、約90%がう蝕と歯周病ですが、その発症は口腔内の微生物によって形成される歯垢(デンタル・プラーク)に起因しており、いずれも適切な歯口清掃や食生活等の保健行動や生活習慣の実行により予防することができる生活習慣病と考えられています。
そのため、各ライフステージに応じた適切な予防対策が重要であり、「幼児期・学齢期のう蝕予防」および「成人期の歯周病予防」を推進するために次の対策が示されました。

対策1  自己管理能力の向上
学校、職場、地域等における自己管理能力向上のための活動 
対策2  専門家による支援
歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアのための活動 
対策3  情報提供と普及啓発の推進
学校、職場、地域等における歯科保健情報の収集、提供、活用のための活動
日本口腔保健協会/JFOHP(ジェイフォープ)は、健康日本21「歯の健康」の目標達成のための支援活動を行います.

●メタボリックシンドロームと歯の健康

生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防・改善するための基本は「バランスのとれた適切な食生活」であり、それを支える入り口・土台ともいえるのが「お口の健康」なのです。メタボリックシンドロームと歯の健康との関連性についても国内外の調査から多くの報告があり、糖尿病(高血糖)や肥満のある人には歯周病が多く、重症化しやすいことがわかってきました。また、しっかり噛んでゆっくり食事をすることが肥満の予防につながる、糖尿病の人に歯周病の治療・管理を行うことで血糖コントロールが改善するなど、お口の健康を保つことが全身の健康につながる報告に注目が集まっています。
※メタボリックシンドロームとは、肥満、高血糖、高血圧などの危険因子が重なった状態のことを言い、これらの因子が重なり「糖尿病」「心筋梗塞」「脳卒中」などの発症が高率になります。