11月14日は世界糖尿病デー 糖尿病と歯周病の関係

今年も11月14日世界糖尿病デーを記念して日本全国各地でイベントが開催されます。世界糖尿病デーのイメージカラーはスカイブルーです。ロゴはスカイブルーのサークル(輪)、丸い輪は生命と健康のシンボルです。世界糖尿病デーはインスリン発見へと結びつくアイデアを最初に思いついたフレデリック・バンティングの誕生日11月14日に因んでいます。

http://www.idf.org/WDD15-guide/index.html

糖尿病の合併症

糖尿病は発病初期には自覚症状がないため治療せずに放置してしまったり、合併症が起きてから糖尿病とわかることも多い病気です。長期間高血糖が続くと、ブドウ糖によって血管がもろくなり、それが原因でさまざまな合併症(神経障害、網膜症、腎症、動脈硬化、歯周病)が発症します。

糖尿病と歯周病の関係

歯周病の重症化が糖尿病を悪化させる

歯肉が腫れて歯周ポケットが深くなるとお口の中で炎症物質TNF-αが作られます。歯周ポケットが5mmで歯の本数が28本ある口の中の炎症の面積はなんと手のひらくらいです。歯周ポケット内のプラーク1/1000グラムには1千~1億個の細菌が潜んでいます。歯周病になるとTNF‐αがつねに歯肉の中で作られ、このTNF ‐αがインスリンの働きを低下させ、糖尿病が悪化します。また、糖尿病に罹ると免疫力、治癒力低下し歯周病も悪化していきます。

歯周病治療で血糖値の改善も

歯周病が糖尿病を悪化させることから歯周病を治療することでTNF-αが抑えられ、インスリンの働きが活発になり、血糖コントロールが改善されることになります。実際、糖尿病患者に歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が減少し血糖値の改善が認められたことが報告されています。

(西村秀紀:歯周病と糖尿病の深い関係が明らかに、健康シリーズ 歯周病と全身への影響、nikkeibp.jp健康)

口腔内の環境を良くして血糖をコントロールしましょう。

3ステップケアで細菌感染を予防しましょう。

歯科医院で定期的に歯肉の検査、歯周ポケット内のクリーニングをしてもらいましょう。

※当協会 歯科保健センターでは歯周病認定医によるクリーニングを行っております。また、歯科衛生士がセルフケアの方法をアドバイスいたします。

 

(歯科保健センターhttp://www.pmtc.info/)

糖尿病連携手帳を活用し、医科と歯科の連携による治療を継続しましょう。

糖尿病連携手帳:検査値や治療内容、合併症の検査所見などが記録でき地域連携パスとして病診連携を担う手帳です。もちろん歯周病の検査結果の記載欄もあります。

公益社団法人日本糖尿病協会より http://www.nittokyo.or.jp/beginner/

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