歯科口腔保健法(歯科口腔保健の推進に関する法律)をご存知ですか?

歯科口腔保健法は、平成23年8月10日に国の歯科口腔の基本法として公布され、
口腔の健康を保つことは、健康で質の高い生活を営む上で重要な役割を果たす
●口腔の健康を保つには、日常生活の中で歯科疾患予防に向けた取り組みが有効である
と明記されています。

また、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項が平成24年7月23日に厚生労働大臣告示され、
10年後(平成34年)の目標値等が示されました。
成人期、高齢期の目標を中心に概要をお知らせします。

※詳細は厚生労働省ホームページ「歯科口腔保健法の推進に関する基本事項に掲載されています。http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/dl/07.pdf#search=”
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別表第一 歯科疾患の予防における目標・計画

乳幼児期の目標 : 健全な歯・口腔の育成              乳幼児期、学齢期は計画を省略

具体的指標
現状値
目標値
①3歳児でう蝕のない者の割合の増加
77.1%
90%
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学齢期の目標 : 口腔状態の向上

具体的指標
現状値
目標値
①12歳児でう蝕のない者の割合の増加
54.6%
65%
②中学生・高校生における歯肉に炎症所見を有する者の割合の減少
25.1%
20%
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成人期の目標 : 健全な口腔状態の維持

具体的指標
現状値
目標値
①20歳代における歯肉に炎症所見を有する者の割合の減少
31.7%
25%
②40歳代における進行した歯周炎を有する者の割合の減少
37.3%
25%
③40歳の未処置歯を有する者の割合の減少
40.3%
10%
④40歳で喪失歯のない者の割合の増加
54.1%
75%
計 画
・普及啓発(歯周病と糖尿病・喫煙・早産等の関係性、口腔がん等に関する知識)
・歯科保健指導の実施(生活習慣、う蝕・歯周病の予防・改善のための歯口清掃方法、禁煙支援等)
・う蝕予防方法の普及(フッ化物の応用、定期的な歯科検診等)
・歯周病予防、重症化予防の方法の普及(歯口清掃、定期的な歯科検診等)
・その他
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高齢期の目標 : 歯の喪失の防止

具体的指標
現状値
目標値
①60歳の未処置歯を有する者の割合の減少
37.6%
10%
②60歳代における進行した歯周炎を有する者の割合の減少
54.7%
45%
③60歳で24歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加
60.2%
70%
④80歳で20歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加
25.0%
50%
計 画
・普及啓発(歯周病と糖尿病・喫煙等の関係性、根面う蝕、口腔がん等に関する知識)
・歯科保健指導の実施(生活習慣、う蝕・歯周病の予防・改善のための歯口清掃方法、咀嚼訓練、義歯の清掃・管理、舌・粘膜等の清掃、口腔の健康及びう蝕予防のための食生活、歯口清掃等)
・う蝕予防方法の普及(フッ化物の応用、定期的な歯科検診等)
・歯周病予防、重症化予防の方法の普及(歯口清掃、定期的な歯科検診等)
・その他
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別表第二 生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上における目標、計画

乳幼児期の目標 : 口腔機能の獲得                     乳幼児期は計画を省略

具体的指標 現状値 目標値
①3歳児での不正咬合等が認められる者の割合の減少 12.3% 10%
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成人期及び高齢期の目標:口腔機能の維持・向上

具体的指標 現状値 目標値
①60歳代における咀嚼良好者の割合の増加 73.4% 80%
計 画
・普及啓発(口腔の状態と全身の健康との関係等に関する知識)・歯科保健指導の実施(咀嚼訓練、歯口清掃(舌・粘膜等の清掃含む)、義歯の清掃・管理、食育等)
・その他
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別表第三 定期的に歯科検診又は歯科医療を受けることが困難な者に対する歯科口腔保健における目標・計画

障害者・障害児の目標:定期的な歯科検診・歯科医療の推進

具体的指標
現状値
目標値
①障害者支援施設及び障害児入所施設での定期的な歯科検診実施率増加
66.9%
90%
計 画
・普及啓発(歯科疾患、医療・介護サービス、口腔ケア等に関する知識)
・歯科保健指導の実施(家族・介護者への口腔ケア指導、定期的な歯科検診等)
・障害者・障害児(障害者支援施設及び障害児入所施設入所者以外の者を含む。)の歯科口腔保健状況に関する実態把握及びこれに基づいた効果的な対策の実施
・その他
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要介護高齢者の目標:定期的な歯科検診・歯科医療の推進      現状値は介護老人保健施設の結果

具体的指標
現状値
目標値
①介護老人福祉施設及び介護老人保健施設での定期的な歯科検診実施率の増加
※19.2%
50%
計 画
・普及啓発(歯科疾患、医療・介護サービス、摂食・嚥下機能、口腔ケア等に関する知識)
・歯科保健指導の実施(家族・介護者への口腔ケア指導、定期的な歯科検診等)
・要介護高齢者(介護老人福祉施設及び介護老人保健施設入所者以外の者を含む。)の歯科口腔保健状況に関する実態把握及びこれに基づいた効果的な対策の実施
・その他
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別表第四 歯科口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備における目標

目 標 : 歯科口腔保健の推進体制の整備

具体的指標
現状値
目標値
①過去1年間に歯科検診を受診した者の割合の増加
34.1%
65%
②3歳児でう蝕がない者の割合が80%以上である都道府県の増加
6都道府県
23都道府県
③12歳児の1人平均う歯数が1.0歯未満である都道府県の増加
7都道府県
28都道府県
④歯科口腔保健の推進に関する条例を制定している都道府県の増加
26都道府県
36都道府県
計 画
・歯科に係る検診の勧奨、実施体制の整備
・口腔保健支援センターの設置
・歯科口腔保健法に基づく基本的事項の策定・評価 ・歯科専門職である歯科医師、歯科衛生士及び歯科技工士の配置、地域歯科口腔保健の推進のための人材の確保及び育成
・歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、医師、保健師、助産師、看護師、薬剤師、管理栄養士、栄養士等の研修の充実
・その他
以上

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